ノートパソコンを使ってトリプルモニター環境を作る方法が知りたい…
こんにちは!ででんです。
最近モニターを新しく1枚追加し、現在トリプルモニター環境でパソコンを楽しんでいます。

そんな僕が使っているパソコンは、ごく普通のWindowsノートパソコン。
これ↑のメモリを16→8GBにしたのとほぼ同じスペック

今回は、一般的なwindowsノートパソコンでトリプルモニター環境を構築する方法をご紹介します。
ノートパソコンとモニターの接続方法や、画面拡張手順なども紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください!
この記事はこんな方にオススメ
- ノートパソコンでモニターを3画面にしたい方
- ノートパソコンを使ったマルチモニター環境に興味がある方
- 外部モニターへの出力方法に悩んでいる方
現在のトリプルモニター環境を紹介

初めに現在僕が使っているトリプルモニター環境を紹介します。
冒頭でもお見せしましたが、もう一度部屋の画像を…

3枚のモニターのうち、一番右側はノートパソコンのモニターです。
中央と左側は外部モニターとなっており、右側のノートパソコンから映像出力しています。
外部モニターの接続方法

ノートパソコンからの映像出力に使用する一般的な端子には、以下のものがあります。
マルチモニター環境を作るためには、パソコン側にこれらの端子が二つ以上使える必要があります。
基本的に一つの端子から複数のモニターへ異なる映像の出力はできないということです。

この中で、僕はHDMIとUSB Type-Cを使用しています。
図にするとこんな感じ。

HDMI接続

HDMIケーブルを使用して外部モニターへ出力する方法。
パソコン側とモニター側それぞれのHDMIポート同士をケーブルで接続すれば、映像が映ります。
またDVIやDisplayPortと異なり、音声情報もケーブル一本で同時に送ることができるため、配線整備がしやすいです。
一番左の縦置きモニターをHDMIでつなげています。

USB Type-C接続

パソコン側のType-Cポートから映像出力する方法。
使っているノートパソコンにHDMIポートが1つしかなかったため、もう片方のモニター出力に採用しました。
モニター側にもType-C端子があれば、HDMI同様ケーブル1本で映像・音声の両方を出力することができます。
残念ながら、僕が使っているモニターにはType-C端子はなかったため、以下のハブを経由してHDMIに変換して出力しています。
僕の場合、これら2つの接続方法でモニターへ映像出力しています!
お使いの環境によっては同じ接続方法はできないかもしれないので、次で一緒に検討していきましょう!

外部モニター接続方法の検討

ノートパソコンでマルチモニター環境を構築する際にネックとなるのは、パソコンとモニターとの接続方法です。
お使いのパソコン・モニターに備わっている端子の種類によっては、僕と同じ方法は使えないかもしれません。
そこで、モニターの接続方法をいくつか調べてみたので、参考にしてみてください。
パソコンにHDMI・Type-C端子が複数ある
もしパソコンにHDMIやType-C端子が複数あるなら、それらを使うだけで手軽にモニター出力できます。
一番簡単なパターンです。
最近のノートパソコンは薄型・軽量化傾向にあるため、端子が複数あるのは珍しいかも…

USB Typ-Aハブを経由してHDMI接続する
ノートパソコンにUSB Type-A端子の空きがある場合に使用可能。
以下のようなハブをかませてType-A端子からHDMIへの出力が可能となります。
HDMI端子が2つ以上あるハブを使用する
ノートパソコンの出力端子が限られている場合や、パソコンから伸びるコード類を最小限にしたい場合にオススメの方法。
HDMI端子が2つ以上あるハブを使うことで、パソコン側にHDMI端子がないor1つしかない場合でも、複数のモニターへ映像出力可能です。
元々の端子の数が少ないパソコンの場合、重宝しそうですね!

その他の映像端子を使用する
ノートパソコンにHDMIやType-C以外の出力端子があれば、それらを使ってモニターへ出力することも可能です。
また、お使いのUSBハブによってはHDMI以外の出力端子が用意されている場合もあるため、ハブ一つで複数モニターへ出力可能です。
VGAが内蔵されているノートパソコンは見たことがあります!

HDMI分配器はオススメできない理由
HDMI分配器の使用はマルチモニター環境を作るうえではオススメできません。
理由は、これを使用して接続したモニターにはすべて同じ画面が表示されてしまうからです。(画面の複製)
マルチモニターとして使用する場合、モニターそれぞれに独立した画面が可能な状態(画面の拡張)が必要。
つまり、HDMI分配器を使用した場合「画面の複製」しかできず、「画面の拡張」は行えません。
そのため、HDMI分配器の使用はマルチモニター環境を作るうえではオススメできないので注意が必要です。
上で紹介した、複数のHDMI端子が付属しているType-Cハブは画面拡張が可能!
HDMI端子を分配した場合は複製のみしかできないようです。

トリプルモニター環境を作る場合は、↑このようなHDMI分配器は買わないように注意しましょう!
モニター側の入力端子も確認!

映像出力方法を決めるうえで、モニター側の入力端子を確認しておくことも欠かせません。
理由は、古いモニターだとHDMIやType-C接続ができない場合があるからです。
といっても、大抵の場合は端子の変換機を挟めば解決できます。
実際、僕が使用しているモニターの片方にはHDMI端子がなかったため、以下のようなHDMI↔DVI変換ケーブルを使って出力しています。
約10年前に買った激安モニターにHDMIなんて高級品はなかった…

他にも、【DisplayPort↔HDMI】や【VGA↔DVI】など変換機は色々あるため、モニターの対応端子に応じて用意しておきましょう。
変換機の買い忘れで接続できない!なんてことにならないように、あらかじめモニター側入力端子の確認をオススメします。
Windowsモニター設定

モニターの接続ができたら、パソコンでモニターの出力設定をしましょう。
一度設定してしまえばパソコンが設定を記憶してくれるため、次回以降は電源を入れるだけでマルチモニター環境で作業ができます。
実際の設定手順
デスクトップで何もない箇所を右クリックし、【ディスプレイ設定】をクリック。

ディスプレイ設定ではデフォルトで【表示画面を複製する】になっているため、【表示画面を拡張する】に変更。

画像は外部モニター1枚しか接続してない状態です。

モニター設定は、1枚だけの状態で設定を済ませてからもう1枚接続する方法をオススメします。
最初から2枚接続すると、画面複製等の選択画面が少々わかりにくくなります。
もう1枚も接続させるとこんな感じ。

モニター3枚が認識された状態になればOK!

あとは、メインモニターを変更したり、

実際のモニター配置に応じて画面配置を入れ替えたり、

縦置きモニターとして使う場合は向きの変更をしたりなど、お使いの環境に応じて細かい設定を変更してください。

これでノートパソコンでもトリプルモニター環境が構築できました!

ノートパソコンでトリプルモニター環境まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は、ノートパソコンでトリプルモニター環境を構築する方法をご紹介しました。
この記事のまとめ
- ノートパソコンでトリプルモニター環境の構築は可能
- パソコン側の出力端子とモニター側の入力端子を確認する
- パソコン側の出力端子によっては、ハブや変換機が必要となる
- モニターの細かい設定は「ディスプレイ設定」から行える
モニターを増やして表示領域が拡大させることで、サイトを閲覧しながらOffice作業を平行して行えるなど、作業効率は圧倒的に上がります。
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