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【体に悪い?】非喫煙者が人生初のvapeを吸ってみたのでレビュー

こんにちは!ででんです。

先日vapeを購入ししてみました。

喘息持ちでタバコなんて全然吸えない私ですが、実際に使ってみた感想等を紹介します。

本職:薬剤師の視点からvapeの原料の安全性に関しても検討してみました。

  • vapeってなに?
  • 健康に悪くないの?
  • 使い心地・コスパは?
  • 使い終わったあとどうするの?

などなど気になる方はぜひ最後までご覧ください。

vapeのきっかけ

購入のきっかけは、ミンティアの代替品探し。

私、車の運転をする時は基本ミンティアをかじっております。

運転席にミンティアを常時ストックしているのですが、「高ぇなぁ」と思いながら渋々コンビニで購入を繰り返す日々。

好きで購入しているものですが、空になった箱が増えるたびに銭を意識してしまっている自分がいます。

そんな折、いつものごとくAmaz〇nで物色をしていると、例のvapeなるものを発見。

  • ニコチン・タールフリーのタバコ?
  • 1500回?7500回?吸える?それ多いの?てかうまいの?
  • メントール配合?じゃあミンティアの代わりになりそう!

ということでベストセラーと題されていたものを購入した次第。

典型的ミーハー

ででん

vapeとは

ベイプ(VAPE)とは、ニコチンやタールを含まない香りや味のついたリキッド(蒸気)をタバコのように吸い込んだり吐き出したりして楽しむ電子タバコです。

出典:楽天ベプログショップ

とのことです。

所謂、水タバコと呼ばれるやつですね。

ニコチンやタールを含まないため、依存性はなし。

また、火を使わないため一酸化炭素の影響もなし。

一般的な喫煙に由来する人体への害はなさそう。

あと気になるのはリキッドに人体に害のある原料を使用していないかだけ。

リキッドの原料と健康リスクの検討

ネットで調べた結果、リキッドの主原料は以下の3点。

vapeリキッドの原料

  • プロピレングリコール(PG)
  • 植物性グリセリン(VG)
  • 香料

どのサイトを見てみても、「食品や医薬品にも使われていて安全!」と謳っている模様。

ほんとなの??

ででん

本職・薬剤師のなので、薬に焦点を置いて調査してみました。

使用ツールはgoogle検索。

それに私の実務経験を合わせてのご紹介です。

エビデンスレベルは決して高くなく、信頼性を保証するものではありません。

参考程度にとどめて頂くようお願いいたします。

薬に使われている=安全?

医薬品の開発には莫大なコストをかけて、人体への安全性を何重にも検討しています。

いわゆる治験というやつです。

市場に出ている医薬品は、治験で効果が確認された時と全く同じ手順で製造されなければいけない。

そのため、原料の種類も定められたものでなければなりません。

逆に言うと、治験がされていなければ、人体への安全性は確認されていないと言うこと。

つまり、vapeリキッドの原料と同じものが市販の内服薬に使われているからといって、それが必ずしも安全ということではありません。

だって、市販薬の治験時に吸入することの安全性は検討されていないから。

後述する私の検討内容には、リキッド原料がどのように医薬品に用いられているかの事実を示しています。

しかし、だから吸っても安全だよね!ということではないことをご理解ください

よろしくお願いいたします。

ででん

プロピレングリコール(PG)

出典:Wikipedia プロピレングリコール(一部改変)

別名:プロパン-1,2-ジオール

C×3からなる炭素鎖の1.2位にOH基が結合した2価アルコール。

アルコールのため、水にも油にも溶ける性質があり、医薬品では主に溶剤として用いられる。

プロピレングリコール 内服薬」で検索してみると、最上位にはフォシーガ錠と出てきました。

フォシーガ錠の別名は、ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物

確かにプロピレングリコールが含まれています。

このフォシーガ錠ですが、糖尿病や心不全治療薬として非常によく使われる薬剤でして、私自身仕事で触らない日はないレベルです。

腎臓を助ける働きもあるため、腎機能が低下している糖尿病患者さんには優先的に使用される薬剤でもあります。

何が言いたいかというと、

  • 確かに医薬品に含まれているよ
  • しかも現代ジャパンで頻用される薬剤だよ

ということでした。

植物性グリセリン(VG)

出典:Wikipedia グリセリン(一部改変)

別名:グリセロール

C×3からなる炭素鎖のすべてにOH基が結合した3価アルコール。

よく見たら、PGの3位にOH基がもう1個結合したものですね。

植物性とついていますが、vapeに用いられるのはココナッツ油とかパーム油から生成されたグリセリンとのこと。

ちなみに工業・医薬品関係など広く使用されているグリセリンは大豆油から作られているそうです。

つまり、vape関係なく世のグリセリンは植物由来のものが多いということ。

また、グリセリンは人間の生体内でも活用されており、脂肪酸と結合した状態でお肌のリン脂質と呼ばれる場所に存在しています。

そう、あなたはすでにグリセリンまみれなのです。

ででん

薬でいうと、ニトログリセリンというものにも使われています。

映画とかで、うっ!!って心臓発作になった人が錠剤を口に入れるシーン見たことないですか?

あれです。

ニトロペンという商品名で1988年から販売されている昔ながらの薬。

狭心症患者さんの胸痛発作時の改善薬として今も全然処方されます。

ちなみ飲み込むのではなく、舌の下に入れて使用します。

消化管を介さず血中に移行するため即効性があり、心血管拡張作用で心臓発作をすぐに寛解させる効果が期待できます。

またまた何が言いたいかというと、

  • 大体のグリセリンが自然由来だよ
  • グリセリンはあなたの身体を構成する成分だよ
  • 昔ながらの薬にも入ってて、現役で使われているよ

ということでした。

香料

香料に関しては、フレーバーの種類や製造メーカーによって使用している原料が異なると考えられるため、一概には言及できません。

また、香料に関しては一括表記が認められているらしく、製品裏の原材料をみてみても「香料」と記載されているだけ。

1個ずつ原料まで確認するのは、基本的に無理そうです。

ででん

調べてみると、厚生労働省の香料の使用に関するガイドラインは見つかりました。

>>厚生労働省:香料の使用に関するガイドライン

食品衛生法とか薬機法(旧薬事法)でも規制されているそうです。

小難しい法で規制されているから安心!と安直に断言するのは賢くないことは明らか。

ですが、よほどイリーガルなルートからの入手じゃなければ過度に心配する必要はないかもしれません。

実際に購入したvape

実際に私が購入したのはこちら

商品スペック

  • 長さ×幅×高さ:7.5 x 4.5 x 2 cm
  • 使い捨てタイプ(電池内蔵)
  • 吸引回数:約600回
  • ニコチン・タールフリー
  • ベリー系のフレーバー

このvapeを選んだ理由は以下の通り

選んだ理由

  • Amaz〇nベストセラーで一番上に出てきたから
  • ガジェット感のある見た目が気になったから
  • 美味しくなかった時消費できないから少ないやつがよかった
  • イチゴとかベリー系好きだから

なんとなくを詳細に言語化したらこんな感じになりました。

「家が近かったから」みたいなバイト理由を彷彿とさせます。

▼箱を開けると出てくるのは本体だけというシンプル設計。

▼手に持ってみるとこんな感じ。

手の平に収まるコンパクト加減でgood。

実物はガジェット感というよりおもちゃ感が強い印象。

仮面ライダーの変身アイテム的な。

運命のガイアメモリ的な。

vapengineとは?

出典:ベプログショップ

なんとなく購入したvapengineというメーカーでしたが、ベストセラーなだけあって世界中で売れているvepeメーカーなようです(私調べ)

たくさん売れているから良いものに違いない!って思う心理なんでしたっけ。

あれだ、バンドワゴン効果。

とはいえ基礎知識もないvape初心者にしてみれば、売れているものから始めるのが手っ取り早いのも事実。

Amaz〇nレビューも2000件越えで☆4.1と高評価。

もし残念商品だったとしても、世界のべ2000万人と死なば諸共ということで。

まぁ先に言っとくと、普通に美味しいし楽しく使えます

フレーバーは10種類あり、飽きずに使えそう。

ただでさえ様々なメーカーから色々なvapeが販売されている状況。

何選べば良いかわからない方は、一旦これにしとけば間違いないです。

いざ吸ってみる!

タバコなんて人生で2回しか吸ったことがねぇ!

しかもどっちもすぐむせて、計2㎜くらいしか吸ったことがねぇ!

そんな喘息持ちの私のvape一呼吸目!

ゲフン!ゴホッ!ゴホッ!ん゙ーん゙ーー

普通にむせました。

勢いよく吸い過ぎたせいかメントールのスースーがダイレクトに気管支を刺激。

咳と同時にものすごい量の爆煙で笑けました。

ででん

気を取り直して再吸入。

今度は肺に入れ過ぎず、煙を口腔内でとどめる。

すると、香るフレーバー&メントール&僅かなグリセリンの甘味がきました。

そして残る清涼感。

▼吐く息は相変わらず爆煙。

吸ってみた感想

実際に吸ってみた感想を綴ります。

うまい

シンプルうまいです。

甘くてスースーする感じはミンティアにも近いものを感じました。

当初の目論見通りです。

味的には続けてもいいかも。

多量の煙

こんな小さい筐体から、こんなに煙出てくるの?ってレベルで煙出てきます。

車内で吸ったらモクモク間違いなし。

タバコと同じように窓開けたほうが良いかも。

オートスイッチで吸えば出てくる

どこかスイッチ押すものだと思っていましたが、どうやら吸うことでスイッチがオートで入る仕様。

電池充填済みのため、届いたらすぐ吸えます。

吸った直後は、本体の底部分が青くピカピカ光ります。

匂いすごいことなる

ものすごい煙が出てそれを吐き出すとなると、部屋の空気もvepeと同じ香りになります。

嫁さんからも「部屋の匂いすごいね!」と言われました。

ででん

幸い嫌いな匂いじゃなかったようですが、好みじゃなければ結構きついかもです。

また、髪の毛もしっかり香りを吸着。

周りの人からしてみれば、あれ?シャンプー変えた?

といった感じでしょうか…

なんかかっちょいい

vape吸うと、

vape吸ってる俺、かっちょいい」ができます。

その様はまるでタバコに憧れてココアシガレットを嗜む中学生男子。

薄暗い部屋で煙吐いてみ?誰でも映えるから。

結論:vepeめっちゃいいじゃん!

初めてのvepeかつ初めての確かな喫煙(ニコチン・タールフリー)でしたが、非常に楽しめました。

  • ○○しながら
  • ××の合間に
  • □□する前に

など、片手間に楽しめる手軽さが好印象です。

健康リスクは個人的に納得して使用できるレベルだし。

これはリピ確。

あとは、ランニングコストが問題がどうなるか…

問題発生:あれ?もうなくなったの?

この記事もvape吸いながら書きました。

ランニングコストはどんなもんだろう?なんて考えていた矢先。

あれ?もうでない?

嘘だろ?まだ2日目だぜ?

そう、この記事vepe使用開始2日目時点で作成しているんです。

600回吸えるって書いてあるけど、絶対そんなに吸ってないです。

深呼吸もむせるからしてません。

元吹奏楽部だったから、肺活量が多い…ってコト!?

ランニングコストの計算

なくなってしまったものは仕方ありません。

とりまランニングコストを計算してみます。

私が購入したvapeは1個1280円

2日でなくなったので、640円/日

高っ

ででん

常備しているミンティアは1ケース30粒入りで200円くらい。

つまり、ミンティア換算で約90粒/日ということになります。

いや、そんなに食わねえよ。

でも続けたいvape

ミンティアが高くてvapeを始めた私にとっては、なんとも悲しい計算結果となりました。

しかし、この美味しさを知ってしまった以上続けない選択肢はありません。

ということで、もっと回数が多く、よりコスパに優れたこちらを購入を検討。

これなら一本で7500回吸入可能

絶対にありえないですが、現状私の吸入頻度は平均300回/日

理論上25日間保つ計算です。

1本3980円のため、約159円/日にまでコストダウン。

ミンティア換算で約24粒/日

正直24粒も1日で食べることはありませんが、もう良いです。

もう良いんです…

気になった点:どうやって捨てるの?

不本意ながら使い切ったらしいvape。

ここで浮かんだ疑問、「これ、どうやって捨てるの?

電池入っているし、特殊な捨て方が必要なのではないかと考えました。

販売ページを見てみると、

廃棄の際は各地方自治体の廃棄区分に従ってください。

と一言添えられているだけ。

お前が始めた物語だろ!の気持ちはよくわかりますが、自治体ごとにルールが異なるのも事実。

とりあえず、札幌市での捨て方を調べました。

加熱式たばこ・電子たばこ、ライター(中身を使い切ったもの)は、無料で収集します。「燃やせないごみ」の日に、指定ごみ袋とは別の、透明または半透明の袋に入れて、収集日の朝、8時30分までにごみステーションに出してください。 

出典:札幌市サイト

札幌市では、どうやら普通に回収してもらえるようです。

パーツごとに分解しての廃棄の指示はなく、とりあえず一安心。

廃棄の際は、市の公式サイトで確認することを強くオススメします。

まとめ ミンティアより高いけどうまい!

今回は非喫煙者の私が人生初のVapeを吸ってみた感想などを紹介しました。

結論、非喫煙者かつ喘息持ちの私でも十分楽しめまして、リピ確です。

ランニングコスト面ではミンティアには劣りますが、紙タバコや電子タバコよりは安く済みそう。

吸いたくなったらvepeで代用みたいな感じで禁煙アイテムとしてもよいのではないでしょうか。

今後もちょいちょい試していきたいそんなアイテムでした。

タバコもvapeも20歳になってから!

おわり!

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